10月24日(土)~25日(日)、鉄道写真家の神谷武志氏主宰・クラブツーリズムの「木曽森林鉄道撮影会」が開催されました。

昨年は台風で開催が消えてしまい、今年も新型コロナウィルスの影響で開催が危ぶまれましたが、10月以降は首都圏からのツアーも動くようになり、奇跡的に開催にこぎつけました。

昨年以来、この日を待ちに待った鉄道写真愛好家が、愛機とレンズを抱えて赤沢自然休養林を訪れました。

 

24日は、あいにくの小雨模様。

しかし車両や路面はしっとりと艶っぽく光り、また一味変わった風情を醸し出してくれます。

25日は晴天に恵まれ、モーターカー2台の運行なども楽しめました。

 

この週末は紅葉シーズンが最盛期だったこともあり、このツアー参加者以外にもカメラを携えた観光客の皆さんが、軌道沿いの撮影ポイントで熱心にシャッターを切っていました。

若い女性も目立ち、木曽の観光地としてはありがたいばかりです。

 

蒸気機関車のボールドウィン号は、本来なら蒸気を焚けない状態なのですが、舞台装置の専門家にもご協力いただき、スモークマシンを活用することで往年の姿を蘇らせました。

またコンプレッサーを用い、警笛を再現。

後ろからディーゼル機関車で推進することで、まさに自走しているような演出もあり、鉄道ファンにはたまらない瞬間を共有しました。

 

こういった撮影会の利点は、車両の整備も行き届くこと。

機械だけに、走らせてあげないと傷みや老朽化が一気に進みます。

今回も撮影に備えて塗装を吹き直し、部品を磨いてイベントに備えました。

 

撮影の企画を進めて下さった神谷様、クラブツーリズムの皆様、そして何より参加者の皆様、寒い夜までお越しいただきありがとうございました。

2 Responses

  1. おはようございます。この撮影会に参加させて頂き初めて赤沢自然休養林へお邪魔させて頂きました。素晴しい景観と保守整備された鉄道車両達に感動です!観光協会の皆様、森林鉄道保守運行に携わる皆様、どうもありがとうございました。新緑の頃にまたお邪魔させて頂きたいと思います。

    • この度は、遠路からお運びいただきありがとうございました。また夜は寒い中、遅くまで撮影に取り組んでいただき、厚く御礼申し上げます。まだまだ森林鉄道を活用したイベントは発展途上ですが、これからも楽しめる企画を充実させていきたいと存じます。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

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